愛犬との楽しい生活にも、いつかお別れはきます。
人間と比べると犬のほうが寿命が短いため、どうしても看取ってあげなければなりません。
しかし、はじめて愛犬を看取る人にとっては、何から準備すればよいのかわからないという場合も多いしょう。
本記事では、愛犬の看取り方について詳しく解説します。
飼い主が心がけておくことにも触れるので、愛犬のためにもぜひ参考にしてください。
愛犬とのお別れが近づいているサイン
愛犬とのお別れは突然くることもあれば、徐々に近づいてくることもあります。
万全の体制で看取りするためにも、お別れが近づいているサインに気づいてあげましょう。
- 食欲が落ちる
- 毛並みが悪くなる
- 眠っている時間が長くなる
- 散歩を嫌がる
- 歩くのが遅くなる
- 尿や便を漏らすことが増える
- 徘徊や夜鳴きをするようになる
- 嘔吐や下痢が増える
犬は衰えると食欲が落ちたり寝ている時間が長くなったりします。
1日のほとんどを床に寝転がって過ごすようになるので、快適に過ごせるようにクッションやマットを敷いてあげましょう。
体調が悪い、徘徊するようになったなど、これまでと違う様子になったら、かかりつけの獣医に診てもらってください。
適切な対応を聞いて、自宅で試してみましょう。
愛犬が亡くなる前にしておく準備
愛犬が亡くなるときのためにあらかじめ準備しておくと、スムーズに看取りができます。
ここで、準備しておきたい3つのことをチェックしましょう
延命治療の有無
まずは、愛犬の延命治療の有無について決めておきましょう。
延命治療にはさまざまあり、栄養補給や人工呼吸、輸液や酸素吸入などがあります。
延命治療をするとなれば、家族がそろうまで命をつなげることができ、全員で看取れるかもしれません。
しかし、実施するにも費用がかかったり命をつなげられないこともあります。
愛犬や家族にとっての最善の策を見つけるためにも、かかりつけの獣医に相談しておくとよいでしょう。
埋葬の手段や場所の選択
愛犬が亡くなった後は、埋葬する必要があります。
持ち家の場合は庭に埋葬することもできますが、業者に依頼して火葬し、ペット霊園に埋葬したり自宅で遺骨を保管したりするのも選択肢の一つです。
ペット火葬やペット霊園の利用を考えている場合は、まずはホームページやパンフレットを確認してみましょう。
同じ埋葬方法でも、場所によってコンセプトや費用は異なります。
愛犬や家族にとって納得のできる埋葬方法を探しましょう。
看取りに必要なものリスト
いつ看取りの時期がきても慌てないように、必要なものを準備しておきましょう。
- きれいな白いタオル
- 愛犬が入る棺や箱
- 保冷剤やドライアイス
- お花
- 愛犬が好きなおやつ
- おもちゃや写真
人間同様、犬も息を引き取ったら腐敗が進むので、早い段階で遺体を保管する必要があります。
犬の身体をきれいに清掃したら冷やして棺に入れるのが一連の流れです。
段取りをシミュレーションしておくと当日スムーズに行動できるので、家族で予習しておくのもおすすめです。
愛犬はどこで看取るべき?
自宅なら亡くなる瞬間までそばにいてあげられ、動物病院なら延命治療を行って家族が到着するまで時間をつなげられるのが特徴です。
どちらにするかは家族で決められるので、最期が近づいていると思ったら決めるようにしましょう。
ただし、動物病院を選択した場合、愛犬の状態や時間帯、病院との距離感によっては最期に立ち会えないこともあります。
どこで看取るか、家族間でよく相談して決めるようにしましょう。
愛犬の看取り方
ここでは、愛犬の看取り方について具体的に解説します。
遺体を冷やす準備をする
愛犬が息を引き取ったら、遺体を冷やす準備をしましょう。
必要なものは以下を参考にしてください。
- ペットシート
- タオル
- ブラシ
- コットン
- 棺
- 保冷剤
遺体の腐敗が進むと体液が溢れるため、床に付着しないようにペットシートやタオルを敷いておきましょう。
体をきれいにする
次に、愛犬の体をきれいにします。
目や口が開いている場合はそっと閉じてあげて、ゆっくり眠らせてあげましょう。
まずは汚れが付着しやすいお尻周りを拭き、ブラシで毛並みを整えます。
腐敗が進むと口や肛門などさまざまな穴から体液が溢れ出ることもあるので、コットンを詰めておくときれいな状態を保てるでしょう。
死後硬直の前に手足をそろえる
亡くなってから2〜3時間が経つと手足の硬直が始まります。
手足がのびている状態だと棺に入れられないので、胸のほうに折り曲げてください。
そうすれば姿勢が整い、きれいな状態で保管できます。
納棺する
遺体をきれいにできたら、用意した棺に入れましょう。
腐敗を遅らせるために、遺体周りには保冷剤など冷たいものを入れてあげてください。
とくにお腹側は腐敗が進みやすいので、お腹側に保冷剤を多めに入れるのがおすすめです。
愛犬が好きだったおもちゃやおやつも一緒に入れてあげて、最後にお花を飾ってあげるのもよいでしょう。
葬儀を執り行う
納棺を終えたら、葬儀を執り行います。
事前に予約したペット霊園に連れて行き、火葬を見守りましょう。
葬儀を執り行える場所はほとんど予約が必要なので、前もって調べて枠を確保しておくことが重要です。
ペット霊園は自分で探すこともできる他、かかりつけの動物病院や友人から紹介してもらえる場合もあります。
葬儀の流れは場所によって異なるので、予約時に一緒に確認しておくことをおすすめします。
火葬・供養を行う
遺体の火葬を終えたら、供養を行いましょう。
火葬には個別・合同・訪問の方法があり、それぞれメリット・デメリットがあるので、あらかじめ調べておきましょう。
遺骨を持ち帰りたい、残したい場合は、遺骨が残る火葬方法を選択する必要があります。
また供養にもさまざまな方法があるので、自宅に置くのか庭にお墓をつくるのかなども決めておくようにしましょう。
愛犬を看取るときに心がけておくこと
愛犬を看取るときは、どのように対応してあげたらいいのか戸惑うものです。
しかし、看取る側が焦っていては愛犬は安心して眠れないかもしれません。
安らかに眠ってもらうためにも、看取るときにできることを把握しておきましょう。
あたたかい言葉をかける
愛犬は家族の声が大好きです。
毎日一緒に過ごしているからこそ、家族の声を聞くだけで安心感を得られます。
家族からのあたたかい言葉は、愛犬にとって何にも変えられない大切なものです。
看取るときは、ぜひたくさんのあたたかい言葉をかけてあげてください。
楽しかった思い出や天国での話しなど、愛犬が喜びそうな話題に絞って言葉をかけるのがポイントです。
同じ話を何度もしていいので、あたたかい言葉をかけ続けましょう。
そばにいてあげる
ただただそばにいてあげるだけでも、愛犬にとっては幸せなことです。
看取るのが辛くなって声をかけてあげられなくなったときは、そばに座ったり横になったりして残された時間を一緒に過ごしましょう。
できれば撫でてあげるのがポイントです。
触れ合う時間も大切なので、愛犬にストレスがかからない程度に投げたり抱きしめたりしてあげましょう。
愛犬の火葬は「なんさいがーでん」まで
愛犬を看取ることは、これまでの幸せな日々の締めくくりであり、愛犬にできる最後の愛情表現です。
少し前まで元気だったにもかかわらず、突然お別れの日がくることも少なくありません。
万が一に備えて、どのように最期を迎えたいのか今から考えておくとよいでしょう。
板橋区でのペット葬儀や草加市でのペット葬儀をお考えの方は、ぜひなんさいがーでんにご相談ください。
当社はペットの火葬に特化しており、火葬後のご遺骨をどのようにご供養したいのかによってプランを提案させていただきます。
この記事の監修者
吉澤 章子
なんさいがーでん 川口駅前本店 セレモニーアドバイザー
22年間なんさいがーでんでペット火葬に携わっている。
飼い主様が安心してサービスをうけていただくように「 愛 ・ まごころ ・ 感謝 」 をモットーに最愛なるペットのお見送りを手伝っている。写真はなんさいがーでんの店長をしている「そら」。店長を任され早2年。ペットとのお別れをしに来た飼い主様の心のよりどころになっている。
-
千葉県 全域対応
<主な訪問対応エリア>
野田市|流山市|柏市|松戸市|市川市|鎌ヶ谷市|浦安市 -
群馬県 全域対応
<主な訪問対応エリア>
館林市|太田市|板倉町|昭和町|千代田町|大泉町|明和町|邑楽町|太田市 -
神奈川県 全域対応
<主な訪問対応エリア>
相模原市|川崎市|横浜市|愛甲郡|中郡|座間市|厚木市|綾瀬市|伊勢原市|海老名市|鎌倉市|秦野市|平塚市
藤沢市|大和市|高座郡寒川町 -