愛猫とのお別れするのは寂しいことでしょう。
これまで長い年月を一緒に過ごしてきたからこそ、家族が最期まで看取ってあげる必要があります。
しかし、愛猫を看取るにあたって何をしてあげればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、愛猫を看取る前の過ごし方から看取った後にするべきことを解説します。
愛猫を看取る前の過ごし方
いつ看取る日が来るかわからないので、ここでは看取る前の過ごし方について解説します。
治療方法を検討する
まずは、治療方法について検討しましょう。
愛猫の治療方法には、延命治療と緩和治療があります。
延命治療とは、入院して少しでも寿命をのばす処置のことです。
一方の緩和治療は、自宅で過ごさせ、息を引き取るまで見届ける方法になります。
どちらの方法を取り入れるかを前もって決めておくと看取りがスムーズになるので、家族や獣医とよく相談しておきましょう。
思い出を書き留める
思い出を書き留めておくことも大切なことです。
思い出を書き留めたノートは、いずれ見返したときに心のケアに役立ちます。
色濃く過ごしてきた時間であっても、記憶は少しずつ薄れていくものです。
何気ない瞬間も書き留めておけば、いつまでも愛猫をそばに感じられるでしょう。
死期のサインを見逃さずに確認する
息を引き取る最期の瞬間を一緒にいられるようにするためにも、死期のサインを把握しておきましょう。
猫によって最期にとる行動は異なりますが、以下のような症状が現れたら最期が近いのかもしれません。
- 呼吸が荒くなる
- 発熱やけいれんが起こる
- 鳴き止まなくなる
- 目つきが変わる
- 突然いなくなる
- 失禁する
上記の症状はあくまでも一例ですが、普段とは異なる行動や症状が現れたら注意深く観察してください。
気になることがあればかかりつけの獣医に相談し、対応策を教えてもらいましょう。
看取り方を考える
いざ看取るとなった際、スムーズに対応できるように看取り方についても考えておきましょう。
動物病院に預ける際は家族が到着するまで延命治療を施すのか、自宅で看取るのか、飼い主があらかじめ決めておかなければなりません。
動物病院に預けると獣医がすぐに対応できますが、場合によっては家族が看取れないこともあります。
慣れ親しんだ自宅であれば、愛猫もリラックスした状態で最期を迎えられるかもしれません。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、よく考えてから決めましょう。
葬儀の場所を選ぶ
愛猫が亡くなったら葬儀を執り行います。
葬儀をする場所は飼い主が決めるので、以下にまとめる場所のどこにしようか考えてみてください。
- お寺で火葬する
- 私有地で土葬する
- 自治体で引き取ってもらう
愛猫の埋葬は火葬が一般的になりました。
火葬は業者に依頼する形で行うため、場所を決めておく必要があります。
敷地内で土葬する選択肢もあるので、自分たちで葬儀を執り行いたいケースによいでしょう。
心の準備をしておく
かかりつけの獣医に「そう長くはない」など言われたら、そろそろお別れが近いのだと思っておくとよいでしょう。
できれば離れている家族にも連絡して、会いに来れないか聞いてみてください。
きっと愛猫も大切な人たちに会っておきたいと思っているかもしれません。
家族みんなで心の準備をし、最善の形で見届けましょう。
愛猫の看取り方
実際に愛猫を看取るとなった際、どのようにしてあげるのがよいのでしょうか。
ここでは、愛猫にとって最善な看取り方について解説します。
好きな場所にいさせてあげる
猫がどこかに行きたがっているときは、引き止めることなく行かせてあげましょう。
猫は亡くなる間際に、家族の前から姿を消すことがあります。
これは、家族に心配をかけたくないと思ってとる行動だとされています。
飼い主が自宅で看取る場所を確保していたとしても、愛猫がこのような行動をとったときは好きな場所にいさせてあげることが大切です。
そのため、考えていた看取り方ができなくなるかもしれないことも把握しておく必要があります。
猫が望む距離感を保つ
最期が近づいているからこそ、ストレスを与えるのは避けたいところです。
もし愛猫が家族と距離をおきたい様子であれば、気持ちを尊重して距離を保ってあげましょう。
家族がいるってだけで猫は安心して過ごせるので、遠くから見守ってあげてください。
優しく声をかける
家族のそばを離れないようであれば、優しく声をかけたり撫でたりとスキンシップをとってあげましょう。
飼い主にとっても触れ合える時間は少しでも長くほしいものです。
猫が寄ってくるときは優先して相手をし、残された時間を大切にしましょう。
記録を残しておく
思い出を書き留めておくだけではなく、写真や動画を撮っておくのもおすすめです。
写真や動画なら愛猫の姿をじっくり思い出すことができ、寂しさを紛らわせます。
大切な思い出としていつまでも保管できるので、愛猫がストレスを感じない程度に撮影するとよいでしょう。
遺体を保存する準備を進める
愛猫が息を引き取ったら、すぐに遺体を保存する必要があります。
そのため、スムーズに保管できるように準備しておくことが大切です。
後ほど遺体の保管方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
愛猫を看取ったあとにすべきこと
ここでは、愛猫を看取ったあとにすべきことを3つ見ていきましょう。
遺体を冷やす
猫が息を引き取ったら、すぐに遺体を冷やすようにしてください。
腐敗は徐々に進んでいくので、早めに遺体を清めることが大切です。
手順としては、以下を参考にしてください。
- 棺(箱)にペットシートやタオルを敷く
- 保冷剤やドライアイスを入れる
- 遺体を入れて姿勢を整える
- 保存剤などが溶けたら新しいものに変える
猫の遺体は死後1〜3時間程度で死後硬直がはじまるため、早めに手足の位置を整えましょう。
火葬までに時間があるので、遺体が温まらないようにこまめに保冷剤を交換してください。
もし遺体を冷やす最中にわずかに呼吸している様子が見られたら、かかりつけの獣医に診てもらいましょう。
火葬をする
遺体を保管できたら火葬を行います。
猫の火葬は業者に依頼するのが一般的なので、あらかじめ火葬業者に予約しておきましょう。
猫の火葬方法には、他のペットと一緒に火葬する方法や自分のペットだけを火葬する方法など、さまざまあります。
火葬方法によって費用や遺骨の返骨ができない場合があるので、火葬方法についても考えておきましょう。
供養する
火葬を終えたら供養します。
供養には、手元供養やペット霊園などに骨を納める方法があり、自由に選択できます。
お墓をつくらずに手元で骨を保管したい場合は「手元供養」がおすすめです。
近くのペット霊園に骨を納めて定期的にお墓参りするのも選択肢の一つなので、供養方法も決めておくのがよいでしょう。
ペットロスになったらどうすればよい?
愛猫が亡くなると、ペットロスになってしまうことも少なくありません。
悲しい気持ちを受け入れるのには時間がかかるので、以下の方法を試して気分転換してみてはいかがでしょうか。
- 思い出を綴ったノートを読み返す
- 人に話を聞いてもらう
- カウンセリングを受ける
- 趣味を見つける
- お出かけの頻度を増やす
愛猫との思い出を綴ったノートや写真・動画を見返すと、楽しかった頃の思い出に浸れます。
思い出に浸るだけでも気持ちが少し楽になるので、好きなときに見返すとよいでしょう。
愛猫への寂しさを紛らわせる趣味やお出かけなどを日常に取り入れるのも手段の一つです。
焦る必要はないので、ゆっくり時間をかけてペットロスを乗り越えましょう。
愛猫の火葬は「なんさいがーでん」まで
長く一緒に過ごした愛猫を看取る日が来ると思うと、今から寂しい気持ちでいっぱいになるかもしれません。
しかし、最期まで後悔なく一緒に過ごすためにも、お別れのサインを見逃さないようにしましょう。
看取りの段取りについても下調べしておけば慌てずにすむので、今から確認しておくと安心です。
板橋区でのペット葬儀や草加市でのペット葬儀をお考えの方は、ぜひなんさいがーでんにご相談ください。
愛猫やご家族にとって最善の葬儀・火葬を一緒に考え、ご提案させていただきます。
地域によっては訪問も可能なので、ご利用を検討されている方は訪問対応エリアをご確認ください。
この記事の監修者
吉澤 章子
なんさいがーでん 川口駅前本店 セレモニーアドバイザー
22年間なんさいがーでんでペット火葬に携わっている。
飼い主様が安心してサービスをうけていただくように「 愛 ・ まごころ ・ 感謝 」 をモットーに最愛なるペットのお見送りを手伝っている。写真はなんさいがーでんの店長をしている「そら」。店長を任され早2年。ペットとのお別れをしに来た飼い主様の心のよりどころになっている。
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