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ペット火葬全体の流れを確認!対応の手順や供養の方法は?

公開日 2023.10.24 更新日 2024.07.24
ペット火葬なんさいがーでん

大切に一緒に過ごしていたペットが亡くなってしまった場合、悲しい気持ちを抱えながらどのように火葬・供養を行っていくのか考えていかなければなりません。
そこで「何から始めれば良いのかわからない」「具体的な手順が知りたい」といった方のため、火葬の流れについて解説します。

この記事を読むことによってペット火葬の手順や流れがわかり、どのように準備を進めていけば良いのか把握できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

ペットが亡くなった際の対応

ペット祭壇

ペットが亡くなった際、必ず行わなければならないのが死亡の確認です。その後、遺体は正しい方法で安置しましょう。それぞれポイントを解説します。

死亡の確認

まず行わなければならないのは、死亡の確認です。動物病院で亡くなった場合は、獣医師が死亡確認を行います。ですが、自宅で亡くなった場合は自分で確認しなければなりません。

心拍や呼吸で判断する方法のほか、目に光を当てても反応がないか確認する方法もあります。

ただ、これらの方法で確認が難しいようなケースもあるでしょう。そういった場合は、死後硬直で確認する方法もあります。死後硬直は、亡くなった場合にのみ起こる体が硬くなる現象です。危篤状態や仮死状態では起こりません。
死後、どの程度で死後硬直が始まるかはペットの種類や個体差によるところも大きいですが、数時間後には死後硬直が見られるケースが多いです。

特に注意しなければならないのが、冬眠の可能性があるペットについてです。ハムスターやシマリスのほか、プレーリードッグ、カエル、ヘビなどは冬眠することがあります。
一般的に室内で飼育していれば冬眠しないペットでも室温が大幅に低くなると冬眠することも珍しくありません。冬眠の可能性がある場合はよく確認しましょう。

遺体の安置

火葬するまでは自宅で遺体を安置することになります。どのような形で安置するのか確認しておきましょう。
ペットの種類によっても変わりますが、犬や猫、ウサギ、フェレットなどの動物の場合は以下の手順で行います。

  1. 濡れた布で汚れを拭き取る
  2. 乾いた布で水分を拭き取る
  3. 手足を胸の方に優しく折り曲げる
  4. 段ボールやバスケットの底にペットシーツや新聞紙を敷く
  5. タオルを敷いてから遺体を寝かせる
  6. 保冷剤またはドライアイスで頭やお腹、背中を冷やす
  7. 冷気が逃げないようにタオルをかける
  8. 涼しい場所に安置する

手足を胸の方に折り曲げるのは、死後硬直が始まる前に行いましょう。手足を伸ばした状態で硬直してしまうと火葬する際、棺に収まらない可能性があります。
硬直が始まる前に姿勢を整えられなかった場合は、半日~一日ほど経過すると硬直が解かれるので、その後に姿勢を整えてあげてください。

保冷材は用意しやすい一方で、湿気が発生しやすく、水分によってご遺体が傷んでしまう可能性があります。保冷剤を使う場合はタオルに包み、こまめに交換しましょう。
できればタオルを巻いたドライアイスを用意するのが理想です。ドライアイスは氷屋で手に入ります。

夏場などは保冷剤やドライアイスが溶けやすくなってしまうため、しっかり室温を下げておくことも重要です。

関連記事:ペットの火葬は夜間でもできる?安置方法や予約先も確認

ペットの火葬方法

ペットの火葬方法は、大きく分けて4種類です。合同火葬、個別一任火葬、個別立会火葬、移動火葬車といった種類があります。それぞれの特徴や、注意点などを解説します。

方法①合同火葬

合同火葬とは、複数のペットが合同で火葬される方法です。

手順としては、予約をし、指定した日にペットの遺体を引き取りに来てもらいます。また、自分で火葬場まで運ぶ方法もあります。
合同火葬を選択する場合、引き取り業者に渡す前にお別れを済ませておきましょう。基本的には火葬やお骨上げ、納骨についてはすべて依頼した業者に任せる形です。
言い換えれば、火葬の立ち会いはできません。

合同火葬は、複数のペットを同時に火葬することもあり、費用を抑えられるのが特徴です。ただ、火葬後に遺骨がまざってしまうので、遺骨を返却してもらうことはできません。そのまま合同墓地に埋葬されたり、海洋散骨されたりする形になります。

方法②個別一任火葬

個別一任火葬は、合同ではなく、個別に行われる火葬方法です。火葬は業者に一任される形となります。

全体的な流れは、合同火葬と同様に予約をしてから遺体を火葬場まで運ぶか、迎えにきてもらいます。その後の火葬・お骨上げは業者が行い、お骨上げされた遺骨は骨壺に入れられて後ほど飼い主に返却される方法です。

個別に火葬をする関係から、どうしても合同火葬と比較して費用が高く付きます。ただ、ペットの遺骨が手元に残るので、手厚い供養ができるでしょう。

方法③個別立会火葬

個別立会火葬は、ほとんどの人と同じような形で行われる火葬の方法です。手順としては、予約をしてから火葬場まで遺体を運ぶか、迎えにきてもらいます。飼い主も斎場・火葬場に向かい、お別れのセレモニーを行ってから火葬される形です。

火葬されている間は待合室で待機し、その後、飼い主がお骨上げを行います。火葬に立ち会いたい、自分の手でお骨上げしてあげたいと考えている方に向いている方法です。
丁寧な供養ができるともいえますが、その他の方法と比較すると費用が高くつく点には注意しましょう。

また、斎場・火葬場に足を運ぶ必要があります。火葬を行っている間、待ち時間が発生することも理解しておかなければなりません。
火葬にかかる時間はペットによって違いが大きく、小さなペットでも30分以上、超大型犬などになると2時間、3時間とかかることもあります。
この他にお別れのセレモニーや火葬された遺骨を冷却する時間などがかかるため、人によっては仕事の休みが取れないなどの理由から選択が難しいケースも多いです。

中には夜間の火葬に対応している業者もあるので、日中は難しい方でも夜間なら検討できる場合は夜間対応可能な業者を選択してみると良いでしょう。

方法④移動火葬車

移動火葬車とは、火葬に必要な設備が搭載された車が自宅まできて、自宅の駐車場や近くの空き地で火葬を行う方法です。飼い主が直接斎場・火葬場に足を運ぶ必要がないため、時間が取れない方や、足腰が悪いなどの理由から斎場・火葬場への移動が難しい方にも向いています。

また、夜間や早朝にも対応している業者が多いため、日中の個別立会火葬が難しい場合に移動火葬車を選択するケースも多いです。

手順としては、対応している業者に予約を取り、指定した日時に自宅に遺体を引き取りにきてもらいます。お別れのセレモニーが行われ、火葬車で火葬を行ったあとに業者、または飼い主がお骨上げする形です。

火葬場で行われる個別立会火葬と比較すると費用を抑えられますが、火葬車をとめておくスペースが必要になります。また、大型犬や超大型犬の場合、火葬炉に入りきらず、移動火葬車では火葬が難しいこともあります。

関連記事:ペット火葬の費用相場を確認!その他にかかる費用や注意点

ペット火葬のタイミング

ペットの火葬は、どのタイミングで行えば良いのでしょうか。人の場合は死後24時間以上経過していなければ火葬は行えません。ですが、ペットの場合、こういった法律はありません。死亡確認後、すぐのタイミングでも火葬は可能です。

注意しなければならないのが、いくら保冷剤やドライアイスで冷やして安置していたとしても、ご遺体は少しずつ傷んでしまいます。
そのため、早い段階での火葬を検討した方が良いでしょう。目安としては、夏場であればできれば1日以内、難しい場合は3日以内での火葬を検討してください。冬場でも3日以内には行うことをおすすめします。

ペットの葬儀を行いたいと考えているのであれば、葬儀をどのタイミングでするかも検討が必要です。火葬前、または火葬後に行う形となります。

関連記事:ペットの火葬は当日でも可能?その日に行うメリットと全体の流れ

ペット火葬の流れ

ここでは、葬儀場で行う個別立会のペット火葬の流れについて解説していきます。
基本的な流れは、予約、葬儀場へ移動または送迎、お別れの時間、火葬、お骨上げです。それぞれ詳しく解説します。

流れ①予約

ペットの安置が済んだら、火葬の予約を取ります。ペット葬儀社に連絡していつ火葬ができるか確認しましょう。
亡くなった当日に予約が取れることもありますが、焦る必要はありません。家族で飼っているペットの場合は、きちんと家族でお別れの時間を確保すると良いでしょう。

また、葬儀場で行う個別立会のペット火葬の場合は火葬前にお別れの時間が設けられるのが一般的なので、その時間でお別れを済ませる方法もあります。

流れ②葬儀場へ移動または送迎

ペットを葬儀場に連れていく方法として、自家用車などを使って自分で運ぶ方法と、迎えにきてもらう方法があります。特に大型犬の場合などは自分たちで運ぶのが難しいケースもあるので、送迎を依頼すると良いでしょう。
送迎してもらう場合は、別途距離に応じた費用が発生することが多いです。

服装などに特にルールはなく、喪服ではなく普段着で問題ありません。ただ、葬儀なので暗めの色を選んでおきましょう。
持ち物にも特に決まりはありません。ハンカチのほか、数珠を持っていく方もいます。また、ペットが好きだった餌やおやつなどを一緒に棺に入れられることもあるので、持って行きましょう。

流れ③お別れの時間

お別れの時間には、ペットと最後のひとときを過ごします。これまで一緒に過ごした思い出や、ペットへの感謝やお礼の気持ちを伝えましょう。
生前の写真を持っていくと、祭壇に飾ってくれる業者もあります。また、遺影のために写真を持ってきてほしいといわれることもあります。

流れ④火葬

火葬が行われます。火葬に必要な時間はペットの体重によって異なり、重いペットほど時間がかかります。待合室で待機しましょう。

流れ⑤お骨上げ

火葬、冷却が終わったら骨壷へお骨上げ(収骨・拾骨)しましょう。個別立会タイプの火葬であれば、ご自身でお骨上げができます。
その後、骨壺を受け取って葬儀終了です。骨壺は自宅に持ち帰るか、ペット専用の納骨堂や霊園へ納めて供養しましょう。

ペットの火葬にかかる時間

ペットの火葬にかかる時間は、体重によって大きく変わります。以下を目安にしてみてください。

 

体重 火葬にかかる時間
1kg未満 30分程度
1~5kg 30~50分程度
5~15kg 45分~1時間15分程度
15~25kg 1時間15分~1時間45分程度
25kg以上 1時間45分以上

 

大型犬や超大型犬のように大きなペットの場合、2時間、3時間とかかることがあります。

関連記事:ペット火葬にかかる時間はどれくらい?体重別の目安を解説

ペット火葬後の供養方法

火葬が終わったあとは、どのような形で供養していくのか考えましょう。
大きく分けると、ペット霊園に納骨する方法と、合同墓地へ納骨する方法、それから自宅で供養を行う3つの方法が挙げられます。それぞれどういったものなのかについて解説します。

方法①ペット霊園への納骨

ペット霊園とは、ペット専用の墓地のことをいいます。民間経営または寺院運営であり、ほとんどの民間経営は宗教を問いません。一方、寺院経営は仏教となります。

仏教で供養したい場合や、僧侶による供養を望む場合は寺院が経営しているペット霊園を検討してみると良いでしょう。ただし、檀家になる必要がある場合も多いです。

個別墓のほか、納骨堂、合祀墓、樹木葬などの選択肢があります。
納骨堂とは、遺骨を収蔵するための納骨スペースです。主に室内に設けられており、管理料がかかります。
合祀墓は、他のペットたちの遺骨をまとめて埋葬するタイプの供養方法です。永代供養となります。
樹木葬は、墓石ではなく樹木を墓標とする方法であり、樹木の周囲に埋葬するのが特徴です。樹木葬の中でも他のペットの遺骨と一緒に埋葬される合祀型、個別に樹木が用意される個別型などの種類があります。なお、ほとんどの場合は永代供養です。

方法②合同墓地への納骨

合同墓地は、個別ではなく、複数のペットの遺骨を一緒に埋葬する供養方法です。合同火葬した上で合同墓地に入れることもあれば、個別で火葬した遺骨を合同墓地に入れることもあります。

一般的なお墓と比較して費用を抑えられる、自己管理の必要がない、場合によっては永代供養がついているなどがメリットです。

ただ、返骨はできないため、後から個別のお墓を建ててそこに遺骨を移動することなどはできません。また、お供えができないなどのルールが定められている場合があるので事前に確認が必要です。

方法③自宅での供養

お墓に入れず、自宅で供養する手元供養も選択肢の一つです。なお、自宅での供養を検討しているのであれば、遺骨の返却が受けられる火葬方法を選択しなければなりません。合同火葬などでは遺骨が戻ってこないので、注意しましょう。

火葬したあと、納骨堂で管理している方の中にも、納骨堂は年間管理料がかかる関係から数年、数十年経ってから手元供養に切り替えることも多いです。毎日お供えをして供養することで、ペットを亡くしたショックが少しずつ和らいでいくと感じる方も多いようです。
ペット用の仏壇などを用意して手を合わせて供養している方もたくさんいます。

注意しなければならないこととして、遺骨はカビが生えやすいです。カビを防ぐためには、乾燥しやすいように粉骨する方法も挙げられます。実際に、粉骨したうえで小さな骨壺に収めて管理するケースが多いです。粉骨はペット火葬場で依頼が可能です。

また、遺骨を管理している飼い主の高齢化で老人ホームに入るようなケースでは、その先の供養方法について検討しなければなりません。自己管理が難しくなったタイミングでペット霊園や合同墓地への納骨を検討する方もいます。

手元供養をしたいけれど将来的に管理が難しくなってしまうことを心配しているのであれば、一部の遺骨をアクセサリーに収め、残りは別の形で供養するのも良いでしょう。
遺骨を入れられるアクセサリーはさまざまな形で販売されているので、好みのものを選べます。
残った遺骨については、粉骨した上で海や山に捲いて供養する散骨、樹木葬、永代供養などの方法で供養をするのが一般的です。なお、市町村の条例で散骨が認められていない場合もあるため、散骨を検討する場合はその前に確認しましょう。

 

ペット火葬を行った飼い主様のお声

ここでは当店でペット火葬を行った飼い主様のお声を一部抜粋しております。※Googleの口コミより

猫ちゃんの飼い主様

今日、愛猫が虹の橋へと旅立ちました。保護猫活動をしている友人から紹介をしてもらい、こちらで立会い火葬をしてもらいました。人間の葬儀と同じように葬儀を進行して頂き気持ちが穏やかになり喪失感がありましたが、なんだかスッキリしました!丁寧にして頂き、そしていろいろとお話をしてくださり、感謝しかないです。本当にありがとうございました!

コザクラインコさんの飼い主様

コザクラインコを飼って3ヶ月目で自分の不注意で死なせてしまい初めは庭に埋めようかと悩んでた所家の近くでこの場所を知り電話してみた所対応が良く以前にテレビで観た適当に火葬されるのが心配でうちのPちゃんの骨と他所のコの骨も混ざるのか聞いたらしっかり炉の場所も見せてくれて熱風で骨が飛ばないようにされてて頭もクチバシも羽根の骨も分かる様に火葬してもらいました。30分程で終わって骨壷入れも四種類から選べて一万円ですみました。写真もA4サイズの2枚無料でプリントしてもらい至れり尽くせりのセレモニーでPちゃんも安心している様でここでできて本当に良かったです。ありがとうございました。

アヒルさんの飼い主様

一年以上前にアヒルを火葬してもらいました。相当見た目が悲惨な死に方だったのですが、必要以上に話しかけたりもせず今思うとありがたかったです。こちらの希望に沿ってセレモニーを省略して頂き、アヒルちゃんだから骨壷は白がいいかな?なんて言いながら骨壷の袋を選んでくれました。
白色があってよかったです。
予約は夜間にしましたが、細かいプランなど色々あるので電話で詳しく聞きました。
ありがとうございました

 

多くの方から素敵な口コミをいただいております。
度の口コミにも共通して見受けられうのは「葬儀の流れや手順を丁寧に説明してくれた」と言うこと。
ペットが亡くなった悲しみに暮れているタイミングでサービス内容が不明瞭なペット火葬業者だと不安になりますよね….

なんさいがーでんでは、多くの方からご支持を受けております。
丁寧な説明を心がけておりますので、ご不明点がございましたら気兼ねなくお申し付けください。

事前に流れを確認しておこう

ペット火葬なんさいがーでん

いかがだったでしょうか。ペットの火葬についておさえておきたい全体の流れや手順について解説しました。何から手をつければ良いのか、どのように進めていけば良いのかご理解いただけたかと思います。
ペットが亡くなってすぐは何も手につかなくなってしまうこともありますが、流れを確認しておくと、焦らず何をすれば良いか判断できるようになるはずです。

特に初めてペットが亡くなったときはわからないこと、不安なことがたくさんあります。ペット火葬についてお困りのことがあれば、さいたま市のペット火葬・なんさいがーでんまでご相談ください。
24時間受け付けを行っています。また、合同火葬のほか、個別火葬、斎場立ち会い火葬、ご自宅立会火葬に対応しており、真心を込めてお別れをお手伝いします。

この記事の監修者

監修者の写真

吉澤 章子

なんさいがーでん 川口駅前本店 セレモニーアドバイザー

22年間なんさいがーでんでペット火葬に携わっている。
飼い主様が安心してサービスをうけていただくように「 愛 ・ まごころ ・ 感謝 」 をモットーに最愛なるペットのお見送りを手伝っている。写真はなんさいがーでんの店長をしている「そら」。店長を任され早2年。ペットとのお別れをしに来た飼い主様の心のよりどころになっている。

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