ペットの火葬は夜間でもできる？安置方法や予約先も確認

大切なペットが亡くなってしまった場合、火葬や供養について考えていくことになります。ですが、特に働いている方の場合、日中はなかなか火葬のための時間が取れない方もいるのではないでしょうか。
「日中に対応できるのは数日後になってしまう」「遺体が傷んでしまうのではないかと心配」といった方もいるはずです。

そういった方のため、夜間でもペットの火葬は可能なのかについて解説します。この記事を読むことによって夜間にペット火葬ができるのか、その間、どのように遺体を安置しておけば良いのかなどがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
火葬する際の注意点や予約先の選択肢なども紹介します。

ペット火葬は夜間でも可能か？

ペット火葬に対応している施設として、24時間対応の火葬場があります。また、夜間対応の火葬車（出張火葬車）もあります。
日中に時間が取れない方は、夜間の火葬について検討してみると良いでしょう。どの時間帯であれば対応してもらえるかについては、ペット葬儀社によって違いが大きいです。

火葬までの遺体の安置方法

ペットが亡くなってしまった場合、火葬するまでの間は適切に安置することが重要です。

体が汚れている場合は、汚れを落としてあげましょう。水に濡れると傷みやすくなってしまうため、注意が必要です。乾いた布で汚れを拭き取るか、水を含ませた布で拭いたあとに乾いた布で拭いてください。

特に外で飼っていたペットは手足に腐敗の原因となる雑菌などが付着していることがあるため、キレイにしておきましょう。

それから、死後硬直が始まる前に手足を優しく折り曲げるなどして姿勢を整えてあげます。手足が伸びたままで死後硬直してしまうと火葬炉に入りきらないなどの問題が出てくることもあるため、注意が必要です。
もし、死後硬直前に姿勢を整えられなかった場合は、無理に手足を折り曲げるのではなく、死後硬直が解かれてからゆっくり行いましょう。個体差はあるものの、死後硬直は亡くなってから2時間ほど経ってから始まり、そこから半日ほど経過すると徐々に解かれていきます。ただ、硬直の時間は個体差が大きいので一概には言えません。

その後、ブラッシングできるペットの場合はブラッシングを行い、毛並みを整えます。作業中にご遺体の口や目、肛門から体液や排泄物が出てきた場合は、ガーゼやコットンで拭き取ってください。

段ボールやバスケットの底にペットシートや新聞を敷き、タオルを敷いてからご遺体を納めます。
続いて、頭やお腹、背中を冷やします。保冷力・持続力に優れたドライアイスが適していますが、用意できない場合は保冷剤でも問題ありません。ただ、保冷剤は結露が発生し、水分はご遺体を傷める原因になります。タオルに包み、こまめに交換しましょう。

最後に冷気が逃げないようにタオルなど掛け布団をかぶせます。夏場などはエアコンを使い、部屋の温度も下げておいてください。

夜間にペットを火葬する際の注意点

夜間にペットの火葬を行う場合、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ここでは、特に注意したいことを3つ紹介します。

ペットによっては時間がかかる

ペットの火葬にかかる時間は、大きさによって変わります。小さな鳥やハムスターなどであれば1時間以内で火葬が終わるケースが多いです。
一方、大型犬や超大型犬の場合、3時間以上、場合によっては4時間以上かかることもあります。この他、火葬後に冷やす時間が必要ですし、準備やお別れの時間も必要です。
どうしても時間が取れない場合はペット葬儀社に火葬から返骨まで一任することもできます。

関連記事：ペット火葬にかかる時間はどれくらい？体重別の目安を解説

自分で火葬するのは違法である

私有地がある方の場合、夜の時間帯を利用して自分で火葬しようと考えることもあるでしょう。しかし、亡くなったペットは法律上の「一般廃棄物」にあたり、廃棄物を自己判断で償却することは禁止されています。
罰則もあるため、できるとしても自分で火葬してはいけません。

六曜を意識しすぎない

人の葬儀では「友引に葬儀をすべきではない」など、六曜を重視する傾向がありますが、ペット火葬の場合はそれほど意識する必要はないでしょう。六曜を考えると火葬できるタイミングが先延ばしになってしまうことがあります。

ペットの亡くなった当日に火葬する場合の予約先

ペットが亡くなってしまい、その当日に火葬したいと考えた場合、予約の選択肢としては移動火葬者、または24時間対応の霊園が挙げられます。近年はホームページを構えている移動火葬者・霊園が多いので、細かい費用や対応内容などについてはホームページ上で確認できるケースが多いです。
ここでは、移動火葬車と24時間対応の霊園について、それぞれどのようなものか特徴や予約方法を解説します。

関連記事：ペットの火葬は当日でも可能？その日に行うメリットと全体の流れ

移動火葬車

移動火葬社とは、火葬の設備が搭載された車が自宅などの指定先に向かい、そこで火葬を行うものです。24時間対応の業者が多いため、夜間だけではなく、早朝の火葬についても相談ができます。
住宅の駐車場で火葬を行うことになるのが一般的です。ただ、駐車場に長時間車をとめておくのが難しいような場合は、自宅から離れた空き地などの場所で火葬することもあります。

火葬車といっても火葬中はエンジンを切っている状態です。しかし、発電機を使用して火葬炉を動かすことになるため、夜間だと音が気になってしまうことがあります。車に火葬設備が搭載されていることから、音が気に入らない場所に移動して火葬を行うことも可能です。

予約する際、メールやフォームからの問い合わせだと回答までに時間がかかってしまうことあります。亡くなった当日にすぐ火葬したいと考えているのであれば、電話で問い合わせをすると良いでしょう。問い合わせの前に自宅敷地内に車をとめて火葬ができそうか確認してみてください。

移動火葬車での火葬を選択する場合、いくつかプランを用意している業者もあります。例えば、立ち会いはしてお骨上げは業者に行ってもらうもの、立ち会った上でお骨上げまで自分たちで行うものなどです。どういったプランを用意しているのかも予約前に確認しておきましょう。

24時間対応の霊園

霊園の中には24時間対応を行っているところもあります。ただ、対応は24時間可能であるものの夜間の火葬は行っていないことがほとんどです。そのため、多くは夜間に相談した場合も火葬自体は日中に行われる形となります。

霊園の中には火葬やお骨上げまで一任して行えるところもあるため、どうしても日中に時間が取れない方でも検討しやすいでしょう。夜間でも相談できるところを探しているのであれば、24時間対応の霊園も選択肢の一つとなります。
まずは電話で相談し、どのタイミングで火葬できるのか確認してから予約しましょう。

 

夜間にペット火葬対応をさせていただいた飼い主様のお声

ここでは当店が夜間対応をさせていただいた方のお声を一部掲載させていただいております。

さいたま市の飼い主/30代男性

種類：犬

初めての火葬
長年障害を患っていながらも、頑張っていましたが10歳で亡くなってしまいました。時間帯が深夜と遅かったため、対応していただけるのか心配でしたが、24時間対応してくれる業者さんということですぐに電話をしました。
深夜にも関わらず、お迎えに来ていただき説明も丁寧でした。
火葬は想像よりもあっという間に終わってしまいましたが、大切に扱っていただき感謝しています。

Google口コミより抜粋

種類：犬

昨日の夕方から夜にかけて少し外出していたら暑さか何かにやられて愛犬が死んでしまいました…
お骨の引き取りだけはしたかったのでこちらに頼みました。
都内ですが13km程で遠いのですが思いついた夜中でも電話応対してくれたので助かりました。
そのお陰で腐るなどなくてお骨になったのは助かりました。
感謝しています。
あと同時にワンちゃんには長く側に居たのにこんなゴールでごめんなさいと思います。
有難う

夜間の火葬も含めて検討しよう

いかがだったでしょうか。ペットが亡くなった場合に夜間でも火葬が可能なのか、どういったことに注意すれば良いかなどを紹介しました。
夜間に火葬を行う際のポイントがご理解いただけたかと思います。日中だとすぐに対応できない方もいますが、そういった場合は夜間の火葬も含めて検討してみると良いでしょう。

さいたま市のペット火葬・なんさいがーでんでは、誠心誠意葬儀を承っています。24時間受付、年中無休です。お別れの時間を大切にしたい方のため、葬儀もサポートしていますので、お気軽にご相談ください。