ペット火葬を行うにあたり、どの程度の時間がかかるのか疑問に感じている方もいるでしょう。
「目安の時間を知りたい」「うちの場合はどれくらいかかりそう?」と感じている方のため、ペット火葬にかかる時間について解説します。
この記事を読むことによって火葬時間の目安が分かるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。また、火葬の種類によって時間のかかり方にはどういった違いが見られるのかについてもまとめました。
ペット火葬にかかる時間
ペットの火葬にかかる時間は、体格・大きさによって変わります。基本的に大きい子ほど時間がかかると考えて良いでしょう。
ここでは、ペットの大きさごとにかかる時間の目安と、火葬の種類ごとにかかる時間について解説します。
なお、紹介する時間はあくまで目安です。これよりも早いケースもあれば遅いケースもあります。具体的な時間について知りたい場合、問い合わせをする際に体重も伝えると目安の時間が分かるでしょう。
ペットの大きさごとにかかる時間
ペットの大きさによって火葬にかかる時間は変わります。1kg~25kg以上の目安について解説します。
1kg未満のペット
1kg未満のとても小さなペットの場合、かかる火葬時間の目安は30分程度です。ハムスターやインコなどの小鳥、フクロモモンガやリス、ハリネズミ、モルモット、その他小動物などが挙げられます。
1~5kgのペット
1~5kgの場合、火葬に必要な時間は30分~50分程度です。ウサギや猫、フェレットのほか、チワワ・トイプードル・ポメラニアン・ヨークシャテリア・マルチーズ・パピヨンなどの小型犬が該当します。
5~15kgのペット
体重が5~15kgの場合、火葬にかかる時間は45分~1時間15分程度です。ダックスフンドやブルドッグ、シュナウザー、ボーダー・コリー、柴犬、コーギー、ビーグル、パグ、スピッツといった中型犬、大型犬が該当します。
15~25kgのペット
15~25kgのペットの場合、火葬にかかる時間は1時間15分~1時間45分程度です。シベリアンハスキー、スタンダードプードル、ブルドッグ、シュナウザーなどが挙げられます。
25kg以上のペット
25kg以上のペットの火葬にかかる時間の目安は、1時間45分以上です。ゴールデンレトリーバーやラブラドール・レトリーバー、ドーベルマンなどが挙げられます。また、セントバーナード、グレートデンなど非常に大型のペットの場合、2時間を超えるようなケースもあります。
火葬の種類ごとにかかる時間
ペットの火葬には、合同火葬のほか、個別一任火葬、個別立会火葬、移動火葬車などの種類があります。それぞれの方法でかかる時間の違いについて解説します。
合同火葬
合同火葬は、他のペットとともに一緒に火葬されるのが特徴です。かかる時間は数10分程度となっています。
希望の時間に亡くなったペットを預かりにきてくれる業者が多いです。
最後のお別れをしてから自宅まで迎えにきた業者のスタッフにペットを預け、その後、合同火葬を行います。火葬後は必要なお骨上げ・納骨なども業者で行い、葬儀業者の合同墓地などに埋葬されたり、海洋散骨されたりする形です。
他のペットと骨がまざってしまうので、個別にお骨上げ・納骨することはできません。
関連記事:ペット火葬業者の選び方で注意すべきポイントは?民営・公営も比較
個別一任火葬
個別一任火葬では、個別に火葬を行いますが、預けたあと、返骨まではすべてお任せできるものです。かかる時間は預ける際に20分ほど、返骨の際も10分~20分ほどかかります。
なお、何時までに火葬ができれば当日のうちに返骨できるかは業者によって異なるので、良く確認しておきましょう。受付時間にかかわらず当日の返骨には対応しておらず、翌日以降の返骨となるケースもあります。
流れとしては、自宅まで迎えにきたスタッフにペットを預け、個別に火葬をしてもらいます。その後、スタッフがお骨上げを行って返骨される形です。
個別立会火葬
最後までペットと大切なひと時を過ごしたい方から選ばれているのが、個別立会火葬です。火葬場に来館し、火葬を待ってからお骨上げすることになります。かかる時間は、早くても1時間30分~2時間ほど、ペットの大きさによっては3時間以上の時間がかかることもあります。
プランによってはお別れのセレモニーを用意しているところもあり、別れの時間をしっかり取れるのが魅力です。火葬されている間は待合室で待機する形となります。
また、そのままペット霊園などに納骨をする場合は、そのために必要な時間も見ておきましょう。
移動火葬車
移動火葬車とは、火葬に必要な火葬炉が車内に設置されている車が自宅まで来て火葬を行うものです。火葬は火葬車を駐車場や空き地などにとめて行われることになります。
自分たちが火葬場に足を運ぶ必要はなく、自宅で受付を済ませたら火葬が終わるまで自宅で待つ形です。かかる時間は前述したペットの大きさごとにかかる時間を参考にしてください。
一般的にお別れのセレモニーが行われてから火葬されることになります。その後、飼い主でお骨上げを行う流れです。お骨上げは業者に任せるプランもあります。
ペットの火葬を行うタイミング
ペットが亡くなってから何日以内に火葬を行わなければならないかについて、法律では特に定められていません。ですが、死後数日以内が適切といえるでしょう。
ただ、どうしても仕事が忙しいなどの理由からすぐに火葬施設にペットを連れていくのが難しいケースもあるはずです。
そういった場合は段ボールなどの箱の中にペットの遺体を安置し、ドライアイスなどを使って腐敗を遅らせる方法があります。ただ、気温の高い夏場などはすぐに保冷剤が溶けてしまうので、長期間状態を保つことはできません。可能であれば逝去後1~2日程度を目安に火葬することを検討してみてください。
自宅まで引き取りにきてもらってペットの火葬を行うことも可能であるため、引き取りや移動火葬車の活用を検討してみると良いでしょう。他にペット安置室や霊安室を完備しているようなペット霊園や葬儀場に相談してみるのも一つの方法です。
また、人が亡くなった場合、死後24時間以内は火葬が禁止されていますが、動物の場合はこういった取り決めがありません。ペットの永眠を確認してからであればいつでも火葬を行えることになります。
関連記事:ペットの火葬は当日でも可能?その日に行うメリットと全体の流れ
ペット火葬の間の過ごし方
個別立会火葬や移動火葬車を選択する場合、火葬が行われている間は待機する形となります。ペット葬儀社に設置されている固定炉で火葬を行うことになる場合、基本的に葬儀社内で待つのが一般的です。火葬炉の前で時間を過ごせるようにしているところもあります。
ペットが大きい場合は火葬に時間がかかることもあるため、どのように過ごすか検討しておきましょう。飲み物は飲んで問題ないケースが多いものの、軽食を取ってもいいかについては事前に確認しておくことをおすすめします。
移動火葬車を選択する場合、自宅で待つケースが多いです。基本的に自宅の駐車場などで火葬を行うケースが多いため、問題なければ自宅で待つと良いでしょう。
ただ、駐車場で火葬を行うのに何か問題があるような場合は、少し移動した場所で火葬することもあります。こういったケースでも自宅で過ごして問題ありません。
火葬場所の近くにいたいということであれば、火葬車のそばで見守ることを許可している業者が多いです。ただ、ペットの大きさによっては1時間以上、場合によっては3時間以上の火葬になることもあります。
長時間に及ぶ場合、火葬車のそばで火葬を見守るのが難しいケースもあるでしょう。こういった場合は火葬を行うところまで自分の車を運び、その中で待つのも一つの方法です。なお、移動火葬車には火葬に必要な大きな設備が搭載されていることもあり、人が乗る十分なスペースがありません。そのため、火葬車の中で待機するのは難しいと考えた方が良いです。
待機時間をどのように過ごすかについては、特に決められていません。ご家族でペットの思い出について語られる方が多いです。
関連記事:ペット火葬全体の流れを確認!対応の手順や供養の方法は?
当店でペット火葬をされた方の待ち時間の過ごし方
当店でペット火葬をされた飼い主様の口コミと一緒に、火葬中の待ち時間についていくつかご紹介します
近くの食堂を利用する
口コミが良さそうなところを選んでこちらに行き着きました。他の所も凄く調べて問い合わせましたが、電話でも丁寧に説明して頂いたのでこちらに決めました。 車で到着して抱き上げてくれて運んでくださり感動しました。 約18年間過ごした愛犬を丁寧に個別で焼いて人と同じ様に骨を取り出して納骨し見送ることができ、こちらにして本当に良かったです。 待合室はそれほど広くないですが、うちは家族3人なので丁度良かったです。 お花も用意してくださいますが、お花でいっぱいにしたかったので少し持ち込んで丁度いいのと、写真も飾っても大丈夫でしたので写真とテープを持ち込んだら壁にも貼れると思います。 また生前犬が食べていたご飯持ち込んokで、少しなら一緒に焼いてくれます。 こだわりがあり事前に準備したい方は相談して早めに行くほうがいいかもしれないです。 待ち時間は豚カツ、ラーメン、食堂近くにあります。 提携している共同墓地も紹介してくれます。 とにかくうちは丁寧にして頂いたので、最後まで幸せに送り出せたので感謝です。 ありがとうございました。
近くの公園を利用する
若くして亡くなってしまったワンちゃんの火葬をお願いしました。手厚く弔ってくださりとても感謝しております。火葬が終わるまでに1時間前後かかるのと、小さい子供もいたのですぐ近くに公園で待たせてもらうように相談したら、担当の方が快く受け入れてくれて助かりました。
自宅へ帰る
30キロ前後の大型犬で断られるかと思いましたが、快く受け入れてくれました。どうやらなんさいがーでんさんは50キロくらいまでできるそうです。車もなく、天気も悪かったので、2時間の待ち時間をどうしようかと思っていたら「一回帰っても良いよ」と快く引き受けてくれました。
直接確認してみるのがおすすめ
いかがだったでしょうか。ペットの火葬にはどの程度の時間がかかるのかについて紹介しました。今回紹介しているのはあくまで目安なので、気になる場合は直接火葬を依頼する業者に確認してみてください。
さいたま市のペット火葬・なんさいがーでんでは、10kgまでは約1時間、30kgまでは約1時間45分、45kgまでは約2時間30分を目安としてご案内しています。これは受付からご捨骨までの目安時間となっています。
詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者
吉澤 章子
なんさいがーでん 川口駅前本店 セレモニーアドバイザー
22年間なんさいがーでんでペット火葬に携わっている。
飼い主様が安心してサービスをうけていただくように「 愛 ・ まごころ ・ 感謝 」 をモットーに最愛なるペットのお見送りを手伝っている。写真はなんさいがーでんの店長をしている「そら」。店長を任され早2年。ペットとのお別れをしに来た飼い主様の心のよりどころになっている。
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